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全社協心身協・身体協主催
地域生活支援セミナーに160名参加
2002/07/24
  全社協心身障害児者団体連絡協議会・身体障害者団体連絡協議会では7月6日・7日、第23回障害者地域生活支援システム研究セミナーを、愛知県女性総合センター「ウィルあいち」(名古屋市東区)で開催した(共催・「アジア太平洋障害者の十年」最終年記念フォーラム組織委員会)。

 現在、障害者が利用する福祉サービスを原則として障害者自身が選択する「支援費制度」が来年から始まるのを受けて全国で急ピッチで準備が進められているほか、「アジア太平洋障害者の十年」最終年、障害者プランの最終年期にもあたり、国の内外とも動きが活発になっている。

 今回の研究セミナーは、障害のある人の地域生活支援のあり方をアジア太平洋など国際的な動向をしっかりとらえながら考えていこうという、スケールの大きいアプローチで進められ、「アジア太平洋障害者の十年」最終年記念国際会議の準備状況なども報告された。

 また、「地域生活支援の展望」をテーマに行われたシンポジウムでは三重県身体障害者福祉連合会の山本征雄会長が、第2日目に行われた新・障害者プランに関するシンポジウムでは、岡山県身体障害者福祉連合会の藤田勉会長(日身連副会長)が、当事者を代表するシンポジストとしてそれぞれ参加。

 山本氏は三重県における障害者の実態を報告するとともに、タウンモビリティなどを視野に入れたバリアフリー社会の構築と3障害一体となった地域在宅生活への政策転換の必要性を訴えた。

 また、藤田氏は「これまでは障害当事者が計画・プランの企画・立案がどこまで配慮されていたのか疑問」と述べ、企画段階での障害当事者の参画とエンパワーメントの重要性を強調した。

 今回のセミナーには2日間にわたり、地元東海地方に住む福祉職従事者や関係者を中心に全国から160名を超える参加者があり、意義のあるセミナーとなった。

 
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