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第48回日本身体障害者福祉大会 | 2003/05/28 | |||||
日身連 全国身障者福祉大会に5000名 理事会では、兒玉会長を再選 支援費制度が施行されてから初の開催となる今回の大会では、利用者本意の支援費制度の完全達成、障害者の権利条約の制定など、重要課題の解決をめざし真剣な討議がなされました。23日の大会式典には、全国の障害者ら5000名が参加。八代英太衆議院議員も臨席し、全国の障害者団体の会員の一致団結と生活保障を確認し、大会宣言と決議を採択しました。 また、従来閉会時に慣例として行われていた「万歳三唱」を廃止し、障害者の権利をまもり抜く決意を新たにするため「がんばろう三唱」に改め、地元の障害のある青年らが代表して高らかに「がんばろう」三唱し、会場を盛り上げました。 宣言文、決議文は以下のとおりです。 再選された兒玉会長は「これまでの成果を土台にして、未来ある障害者施策を提言し、日本に、そして世界に発信していきたい。」と2期目にあたっての抱負を語っています。なお、副会長には、前田保、本田佐敏、民輪芳昭、戸口田三千尋、笹川吉彦、安藤豊喜の6氏が選出されています。(前田氏、戸口田氏は新任。) 大会宣言 2003年、障害のある人々にとって新たなスタートとなるこの年に、阿蘇の山並み映える肥後の国、ここ熊本県に集い、全国から多数の障害者が参加して、第48回日本身体障害者福祉大会を盛大に開催することができた。 準備の段階から今日までの長い間にわたって熊本県知事はじめ県民の皆さまからいただいたご協力、ご支援に対して、心より御礼申し上げる。 本年はまさに変革の年を迎えている。新・アジア太平洋障害者の十年の初年であり、国際的な潮流となりつつある障害者権利条約の制定に向け、第一歩を踏み出す時機を迎えている。 わが国においては、新・障害者基本計画並びに新・障害者プランが策定され、従来の措置制度に代わる利用者本位の制度をめざす支援費制度も施行された。障害のある人々の地域生活支援を図るため、それぞれの地域における障害者団体の活動体制をさらに強固なものとする必要がある。 そして、障害のある人々の権利保障と自立を基本に、社会整備、所得保障、雇用・就労、障害者教育、情報保障も含めた各種バリアフリー施策の充実などに万全を期す必要がある。 日身連は、幅広く障害のある人々の意見を集約し、これら諸課題の解決に努めるとともに、重要施策の実現に万全を期し、全国の障害者団体および会員が一致団結し、障害のある人々の生活を守ることを誓い、ここに宣言する。 平成15年5月23日 第48回日本身体障害者福祉大会 決 議
平成15年5月23日 第48回日本身体障害者福祉大会 |
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