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大きな夢と新たな希望を胸に、初春をお迎えになられていることと心よりお慶び申し上げます。
さて、昨年はまさに変革の一年となりました。福田新内閣発足と同時に、障害者自立支援法を抜本的に見直す方針が出され、年末には与党プロジェクトチームが「障害者自立支援法の抜本的見直しにかかる報告骨子案」を取りまとめ、直ちに政府に申し入れました。
その結果、障害当事者や事業者の置かれている状況を踏まえ、特に緊急的な措置を必要とする事項については、「特別対策」で造成した基金の活用を含め満年度ベースで総額３１０億円（平成２０年度予算案１３０億円）を講ずることが示されました。この予算案が国会審議を通過するかどうか注視するところですが、これまでの日身連の要望活動の成果については、一重に日身連加盟団体の皆さまとの地道な行動を積み重ねてきたことの表れでもあります。改めまして皆さまのご協力ご支援に対し、厚く御礼申し上げます。
また、昨年は大きなニュースとして、政府が国連において障害者の権利条約に署名したことがありました。これにより条約の批准に向けて、国内の既存の障害者関連の法律や制度も本格的な見直しが始められることになります。障害者雇用や教育の問題等、私たちを取り巻く環境は依然として厳しいものがありますが、条約という追い風を活かして改革を実現し、自立と社会参加の一層の促進のために、日身連は積極的に提言していきたいと考えています。
本年も、障害当事者団体の長として先頭に立ち、さまざまな課題の解決に鋭意前進してまいる所存です。皆さまのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げるとともに、ご支援ご協力を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
2008年（平成20年）元旦 社会福祉法人日本身体障害者団体連合会
会 長 小 川 榮 一 （おがわ えいいち）
社会福祉法人 日本身体障害者団体連合会
〒 171-0031 東京都豊島区目白 3-4-3
