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障害者相談活動啓発・研修事業
障害者相談活動実践セミナー
~地域に根ざそう 障害者相談支援 ~ を開催しました
2008/04/03
 
開会の挨拶をする山本征雄副会長
開会の挨拶をする山本征雄副会長
  日身連では、独立行政法人福祉医療機構の助成事業(平成19年度)として、障害者相談支援事業に携わる方を対象に障害者相談員制度の基礎的な学習とともに、身体・知的・精神の三障害それぞれの視点から障害者が地域で安心して暮らせるための相談支援、地域に根ざす障害者相談員とは何かを中心に、障害者相談員等のあり方などについて参加者の皆さまと共に考える機会の場として、本年3月26日(水)、ホテルメトロポリタンエドモントにおいて、「障害者相談活動実践セミナー」を開催しました。
 当日は、各地から障害者相談員、障害者団体関係者・施設関係者等の幅広い層の相談支援従事者の方にご参加いただきました。
中嶋 詔彦氏による講演Ⅰの様子 金 政 玉氏による講演Ⅱの様子
写真左 中嶋 詔彦氏による講演Ⅰの様子
写真上 金 政 玉氏による講演Ⅱの様子

 午前のプログラムでは、お二人の講師をお招きし、『障害者相談支援の取組み』について中嶋詔彦氏(長野県身体障害者福祉協会事務局長)から、県の委嘱相談員の廃止に対して同協会が取り組んでいる相談支援事業についてご講演していただきました。
続いて、金政玉氏(DPI障害者権利擁護センター所長)からは、『障害者権利条約の国内批准にむけた動向と相談支援事業とのかかわり』について、同条約の概要と現況、条約における「障害の差別」(定義、差別の類型)について、事例紹介を含めながらご講演していただきました。
午後の学習会風景
午後の部 学 習 会(竹内氏、清水氏、良田氏)
 午後のプログラムでは、障害者相談員制度等に関する基礎的な学習と、障害者が地域で安心して日々をおくるための相談支援とは何か、そして相談員としてのあり方などについて、『障害者相談員制度の成り立ちと相談業務の現状と課題』、『今、求められる相談員』、『地域とネットワーク作り』をテーマに、三人の提言者、竹内正直氏(山梨県障害者福祉協会理事長)、清水圭子氏(全日本手をつなぐ育成会前中央相談室長)、良田かおり氏(全国精神保健福祉会連合会)から、身体・知的・精神それぞれの視点でお話をおうかがいしました。その中で提言者の皆さまからは、特に、障害の種別は違っても相談に向かう姿勢には大きな相違はないということ、相談者と共にするという姿勢が大切であるということ、そして地域とのネットワークのなかから相談支援をすすめるという協働作業が必要であるということ等があげられました。また、参加者の方からは、「三障害合同の研修会を今後も開催し、情報交換や意見交換を深めたい」という感想が多く見受けられました。
日身連では、今回の皆さまからのご意見ご感想を参考に、今後も引き続き、障害者相談員活動の強化推進に努めたいと思います。
なお、平成20年度において、今回と同様のセミナーを全国4カ所で開催することを予定しています。場所、日程については未定ですが、決定しましたら日身連ホームページ・日身連加盟団体等を通じてご案内いたします。

プログラム

10:20 開会挨拶 山本 征雄(やまもと ゆきお)
(社会福祉法人日本身体障害者団体連合会副会長)
10:30 講演 Ⅰ 「障害者相談支援の取組みについて」
講 師   中嶋 詔彦(なかじま あきひこ)

(社会福祉法人長野県身体障害者福祉協会事務局長)
11:00 講演 Ⅱ 「障害者の権利条約批准に向けた動向と相談支援事業とのかかわりについて」
講 師   金 政 玉(きむ じょんおく)

(DPI日本会議事務局次長/DPI障害者権利擁護センター所長)
12:00 休 憩   
13:00 学 習 会 「地域に根ざす障害者相談員のあり方について考える」
提言者   竹内 正直(たけうち まさなお)
  (
社会福祉法人山梨県障害者福祉協会理事長
       清水 圭子(しみず けいこ)
社会福祉法人全日本手をつなぐ育成会 前中央相談室長
       良田かおり(よしだ かおり)
特定非営利活動法人全国精神保健福祉会連合会事務局長
15:45 閉 会    
(敬称略・順不同)



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