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年頭のごあいさつ 2009/01/01
  新年あけましておめでとうございます。
心新たに夢と希望を胸に初春を迎えられたことと心からお慶び申し上げます。
昨年は、障害者を取り巻くさまざまな課題が、具体的に論じられた年でした。特に、障害者自立支援法の抜本的な見直しに関しては、社会保障審議会障害者部会では19回にもわたる会議がもたれ、その報告書「障害者部会報告~自立支援法施行後3年の見直し~」が年末に出されました。与党のプロジェクトチームでも、「3年後の見直しにかかる課題」に対する検討が進められています。それらの成果を基に、いよいよ今年は、「障害者自立支援法」の改正の礎が築かれることとなりましょう。障害者自立支援法の施行以来、日身連をはじめ障害者関係団体の見直しに向けた要望活動の成果が、漸く具現化することになるのだと期待せずにはおられません。
 また、昨年度末に衆議院に上程されていた懸案の「障害者の雇用促進等に関する法律」も、漸く国会閉会間際に成立にこぎつきました。
 この2つの法律は、障害者の生活に大きく影響を与えるものであり、課題となっている共生社会の確立のために不可欠のものであると思います。
 一方、一昨年日本政府により署名された「障害者権利条約」の批准に向けた諸活動に関しても、障害者の主張が国内諸法制にしっかりと反映されるよう、日本障害フォーラムの構成団体のメンバーとして協力するとともに、日身連としても積極的にその役割を果たしてまいりたいと思います。
 そして、障害者施策の基本とも言うべき「障害者基本法」の改正が迫ってきているなか、「障害者権利条約」のなかに示された理念を実現できるよう障害者団体の先頭に立って取り組んでいきたいと思う次第です。
 経済情勢をはじめ社会情勢全般は、今までにないような状況であり、多難な年の幕開けといえましょう。しかし、こういう時期にこそ、試練に耐えて、希望を実現していくことこそ我々に課され、期待されていることといえるでしょう。
 本年も、障害者当事者団体の長として、諸関連団体と連携をとりながら、さまざまの当面する課題に対して、その解決にむけて積極的に取り組んでまいる所存です。
 皆さまのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げるとともに、ご支援ご協力を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。


会長 小川榮一                    2009年(平成21年)元旦

         社会福祉法人日本身体障害者団体連合会
         会 長  小 川  榮 一 (おがわ えいいち)





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