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日盲連 補装具・日常生活用具の改善を要求 2003/09/03
 日本盲人会連合(笹川吉彦会長)の正副会長は28日、厚生労働省の障害保健福祉部企画課社会参加推進室の金井博室長らと面接し、視覚障害者対象の補装具・日常生活用具の改善について強く要望した。

 日盲連では第56回全国盲人福祉大会における決議事項を元に5月27日に既に陳情書を提出しているが、改めて要望書をもとに協議した。要望内容は、
(1)重度視覚障害者が最も苦慮している活字の読み書きの問題を解消するためパーソナルコンピュータと活字文書読み取り装置を補装具として指定する
(2)白杖の折り畳み式とスライド式についての制限を削除しすべての白杖を給付対象とする
(3)電磁調理器や体温計などの給付に際し、健常者が同居している場合の制限の撤廃
(4)日常生活用具品目の充実
(5)給付の際の自己負担はあくまでも本人の所得とする
(6)補装具日常生活用具の選定に当たっては当事者の参加を原則とする、など。
これに対し(2)については、要綱を改正し、来年度からすべての白杖を対象にするようにしたい、(3)については、要綱の中に準ずる世帯という項目があり同居者に健常者がいる世帯でも日中一人になるようなケースについては適用可能、(4)については、来年度政府予算に対する概算要求の中でプレクストークポータブルレコーダーを新たに追加要求している。その他については要望の内容を充分検討したい、との回答があった。また、8月29日付けで同省社会援護局長、傷害保健福祉部長、同企画課長が異動になるとの紹介があった。来年度政府予算に対する障害保健福祉部の概算要求は8月29日付で発表される。

               点字JBニュース第2971号03/08/29(金)より抜粋


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