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ユニバーサルデザインを実現した
中部国際空港(セントレア)が開港しました
2005/02/18
  成田、関西に続く本格的な第1種国際空港として愛知県常滑市沖に建設が進められてきた中部国際空港(通称・セントレア)が2月17日、開港しました。
 セントレアの大きな特色は、すべての人にやさしく使いやすい‘ユニバーサルデザイン’をコンセプトにつくられた点です。国際線と国内線をひとつのターミナルビルに集約し、乗り継ぎなどのアクセスが大幅に改善されているだけでなく、鉄道駅のある「アクセスプラザ」から飛行機の搭乗口まで1つの階段もなく緩やかなスロープで結ばれており、車いす利用者だけでなく、大きな荷物をもった人にも便利な構造となっています。
 このほか、視聴覚障害のある利用者などにも配慮された細やかな設計が随所に施されており、多機能トイレなども充実しています。
 また、バリアフリー化されたターミナルビル内の巨大商業エリアには、名古屋市とその近郊の障害者授産施設でつくられた空港のキャラクターグッズなども販売されており、ハード・ソフト両面によるユニバーサルデザインが実現した、きわめて画期的な国際空港となっています。
 こうした背景には、セントレア側が企画・設計段階から障害当事者の代表を加えた「ユニバーサルデザイン研究会」を立ち上げ、相互理解を深めながら新空港づくりを進めてきたという実績があり、新しい連携モデルとしても今後、内外から注目を集めそうです。

 中部国際空港(セントレア)のホームページはこちら



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