介護保険法改正案が衆院通過、自立支援法案は 衆院厚労委で審議入り	2005/05/13
障害者自立支援法案に先立って衆議院で審議が続けられてきた「介護保険法改正案」が５月10日、衆議院本会議で自民、民主、公明党の賛成多数により可決され、参議院に送らました。 　今回の改正法案では、増額を続ける介護給付費用を抑制することや介護予防などを目玉に据えているのに加え、被保険者の対象拡大の検討に入ることも附帯決議で盛り込んであります。 　「介護保険制度と支援費制度の統合問題」として、ここ数年の間、障害者福祉を巻き込んだ議論に発展していただけに、審議の動向を注意深く見守っていく必要があると言えます。 　一方、「障害者自立支援法案」については、衆議院厚生労働委員会に論戦の場を移し、審議がスタートしました。与党なども焦点となっている障害者の利用者負担の問題について、「本人の所得を基本とすべき」とする意見などを取りまとめているだけに、時間をかけた実りのある議論を期待したいところです。
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