最新情報

前の画面へ戻る
国連合同エイズ計画、5年間の取り組みを報告
 ~途上国中心に厳しい改善状況
2006/07/03
  国連の外部機関である国連合同エイズ計画(UNAIDS)はこのほど、「国連エイズ特別総会・政治宣言」(2001年、189か国で採択)で設定したエイズ撲滅達成状況の現況報告を取りまとめました。 
 この中で、100か国以上で国レベルのエイズ対策戦略(計画)などが策定されたこと、昨年の世界のエイズ対策費の年間総額が2001年の約4倍にあたる83億ドルに達したこと、その結果、開発途上国を中心に治療薬へアクセスできるHIV(エイズウイルス)感染者数の増加につなげたことなどについて、「大きい進展が見られた」と、評価しています。
 その一方で、「15~24歳の若年HIV感染者数を、4分の3に減らす」としていた目標については、達成が難しいとの報告をしています。
 また、「9割の若年者層に対して、昨年(2005年)までにエイズに関する感染予防知識を身につけさせる」という目標も達成されず、母子感染を防止する治療体制の確立も不十分なままでした。
 世界のHIV感染者総数は、約3800万人(昨年末時点)。サハラ以南のアフリカ地域で、感染被害の深刻さが際立っています。
 日本においても、HIV感染者数は1万7000人に達しています(2004年)。1998年からは、身体障害者福祉法で規定する「免疫機能障害」として認定され、身体障害者手帳の取得が可能になっています。



前の画面へ戻る



社会福祉法人 日本身体障害者団体連合会
〒 171-0031 東京都豊島区目白 3-4-3
NISSINREN