新年あけましておめでとうございます。
2007年(平成19年)がいよいよスタートいたしました。
昨年は、「障害者権利条約」が国連総会で正式に採択されるという、たいへん喜ばしいニュースがありました。
一方、国内では「障害者自立支援法」が完全施行されましたが、利用者への所得保障や事業者などへ支援が十分になされないまま、費用負担を強いられる事態が相次ぐなど、さまざまな課題が浮き彫りとなった1年でもありました。
日身連では、地域で活動する障害者並びに関係者の皆様の切実な願いや希望を、速やかに施策として反映させるため、各政党や国会議員に対して緊急要望を繰り返し実施しています。政府としても、補正予算や2007年度予算のなかで、私たちの要望に応えようとする姿勢を示しています。
しかし、障害者基本法の基本的理念にある「個人の尊厳にふさわしい生活」「社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に参加する機会」が遍く保障された社会を創造するためには、日身連としても一層力強い政策提言をおこないつつ、団体の財政基盤等の整備も含めた、総合的な組織機能を高めていくことが大切です。
昨年以上に、より力強い運動・要望や研修事業など、精力的な活動を展開してまいる決意です。
本年も変わらぬご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、皆様のますますのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げまして、年頭のごあいさつといたします。
2007年(平成19年)元旦
社会福祉法人日本身体障害者団体連合会
会 長 小 川 榮 一 (おがわ えいいち)
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