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障害者相談活動啓発・研修事業
障害者相談活動実践セミナー
~地域に根ざそう 障害者相談支援 ~ を開催しました
2008/07/28
 日身連では、独立行政法人福祉医療機構の助成事業(平成20年度)として、障害者相談支援事業に携わる方を対象に障害者相談員制度の基礎的な学習とともに、身体・知的・精神の三障害それぞれの視点から障害者が地域で安心して暮らせるための相談支援、地域に根ざす障害者相談員とは何かを中心に、障害者相談員等のあり方などについて参加者の皆さまと共に考える機会の場として、6月25日(水)に江陽グランドホテル(宮城県仙台市)において「障害者相談活動実践セミナー」を開催しました。
このセミナーは、昨年度の事業として、本年3月26日(水)、東京において開催したセミナーに続き開催したものです。岩手宮城内陸地震の直後でしたが、当日は、東北、北海道地域の障害者相談員、障害者団体関係者・施設関係者等の幅広い層の相談支援従事者の方にご参加いただきました。

竹下義樹氏(弁護士)による講演の様子
竹下義樹氏(弁護士)による講演の様子

午前のプログラムでは、社会保障審議会障害者部会の委員や障害者団体の役員でもあり、多方面でご活躍されている弁護士の竹下義樹氏に、権利擁護における相談支援が果たす役割について、同氏が関わった相談事例等を含めながらご講演をいただきました。

午後のプログラムの学習会の様子
午後のプログラムの学習会の様子

午後のプログラムでは、障害者相談員制度等に関する基礎的な学習と、障害者が地域で安心して日々をおくるための相談支援や相談員としてのあり方などについて、『障害者相談員制度の成り立ちと相談業務の現状と課題』、『今、求められる相談員』、『地域とネットワーク作り』をテーマに、3名の提言者、竹内正直氏(山梨県障害者福祉協会理事長)、清水圭子氏(全日本手をつなぐ育成会前中央相談室長)、良田かおり氏(全国精神保健福祉会連合会)をお招きし、身体・知的・精神それぞれの視点でお話を伺いました。提言では、障害の種別は違っても相談に向かう姿勢には大きな相違はないということ、相談者と共にするという姿勢が大切であるということ、そして地域とのネットワークのなかから相談支援をすすめるという協働作業が必要であるということがあげられました。
また、今回の仙台でのセミナーに続き、同様のセミナーを福岡県、大阪府で開催します。日身連ホームページでもご案内していますので、ご確認ください。


プログラム(敬称略・順不同)

10:20 開会挨拶 小川 榮一(おがわ えいいち)
 (社会福祉法人日本身体障害者団体連合会会長)
10:30 講 演 「権利擁護における相談支援業務と相談員の役割について」
講 師   竹下 義樹(たけした よしき)
       (弁護士 つくし法律事務所)
12:00 休 憩  
13:00 学 習 会 「地域に根ざす障害者相談員のあり方について考える」    
提言者
 竹内 正直(たけうち まさなお)
 
(社会福祉法人山梨県障害者福祉協会理事長)
 清水 圭子(しみず けいこ)
 
(社会福祉法人全日本手をつなぐ育成会 前中央相談室長)
 良田かおり(よしだ かおり)
 
(特定非営利活動法人全国精神保健福祉会連合会事務局長)
15:45 閉 会  



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