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障害者相談活動啓発・研修事業
障害者相談活動実践セミナー
~地域に根ざそう 障害者相談支援(岐阜)を開催しました
2008/08/11
 日身連では、独立行政法人福祉医療機構の助成事業として、障害者相談支援事業に携わる方を対象に障害者相談員制度の基礎的な学習とともに、身体・知的・精神の三障害それぞれの視点から障害者が地域で安心して暮らせるための相談支援、地域に根ざす障害者相談員とは何かを中心に、障害者相談員等のあり方などについて参加者の皆さまと共に考える機会の場として、本年7月16日(水)、じゅうろくプラザ(岐阜県岐阜市)において「障害者相談活動実践セミナー」を開催しました。

 このセミナーは、本年3月(東京都千代田区)、6月(宮城県仙台市)に続いて開催したものですが、当日は、中部地域の障害者相談員、障害者団体関係者・施設関係者等の幅広い層の相談支援従事者171名の方にご参加いただきました。
権利擁護と相談支援活動の役割について講演される池田直樹弁護士
権利擁護と相談支援活動の役割について講演される池田直樹弁護士

 午前のプログラムでは、障害者や高齢者の人権問題をライフワークに権利擁護問題に取り組んでいる、池田直樹弁護士に「権利擁護における相談支援業務と相談員の役割」をテーマにご講演いただきました。午後のプログラムでは、障害者相談員制度等に関する基礎的な学習と、障害者が地域で安心して日々をおくるための相談支援とは何か、そして相談員としてのあり方などについて、『障害者相談員制度の成り立ちと相談業務の現状と課題』、『今、求められる相談員』、『地域とネットワーク作り』をテーマに、相談支援に長年携わっておられる、竹内正直氏(山梨県障害者福祉協会理事長)、清水圭子氏(全日本手をつなぐ育成会 前中央相談室長)、良田かおり氏(全国精神保健福祉会連合会事務局長)の3名を提言者としてお招きし、身体・知的・精神それぞれの視点からお話を伺いました。その提言の中で、特に障害の種別は違っても相談に向かう姿勢には大きな相違はないということ、相談者と共にするという姿勢が大切であるということ、そして地域とのネットワークのなかから相談支援をすすめるという協働作業が必要であるということ等があげられました。
学習会で提言される竹内正直氏、清水圭子氏、良田かおり氏
学習会で提言される竹内正直氏、清水圭子氏、良田かおり氏

 なお、引き続き、実践セミナーを福岡(9月30日)と大阪(11月19日)において開催いたします。詳細については、順次日身連ホームページでご案内しますので、ご確認ください。

プログラム

10:20 開会挨拶 小川 榮一(おがわ えいいち)
(社会福祉法人日本身体障害者団体連合会会長)
10:30 講 演 「障害者の権利条約批准に向けた動向と相談支援事業とのかかわりについて」
講 師
  池田 直樹(いけだ なおき)
  (弁護士、大阪アドボカシー法律事務所)
12:00 休 憩  
13:00 学 習 会 「地域に根ざす障害者相談員のあり方について考える」    
提言者
 竹内 正直(たけうち まさなお)
(社会福祉法人山梨県障害者福祉協会理事長)
 清水 圭子(しみず けいこ)
(社会福祉法人全日本手をつなぐ育成会 前中央相談室長)
 良田かおり(よしだ かおり)
(特定非営利活動法人全国精神保健福祉会連合会事務局長)
15:45 閉会挨拶  
(敬称略・順不同)



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