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障害者相談活動啓発・研修事業
「障害者相談活動実践セミナー
~地域に根ざそう 障害者相談支援 ~」大阪で開催
2008/11/27
 日身連では、障害者相談支援に携わる方を対象に障害者相談員制度の基礎的な学習とともに、身体・知的・精神の三障害それぞれの視点から障害者が地域で安心して暮らせるための相談支援や、地域に根ざす障害者相談員のあり方などについて考える場として「障害者相談活動実践セミナー」を、本年3月の東京を皮切りに、仙台(6月)、岐阜(7月)、福岡(9月)、そして、当該事業最後のセミナーとして、11月19日(水)大阪において97名のご参加をいただき開催しました。

 午前のプログラムでは、毎日新聞社の論説委員としてご活躍され、淑徳大学名誉教授に就任、また岩手県に知的障害者通所授産施設を設立され、社会福祉法人潤沢会の理事長として福祉に取り組んでおられる、坂巻煕氏に、「障害者の自立支援と相談活動の役割り」と題してご講演をいただきました。“障害者福祉施策が変革する中、地域福祉を支える上で、何を感じ、考えていくべきか”、また“相談活動の役割とは何か”といったことについて、同氏の長年の経験を含めながらお話を伺いました。
坂巻煕氏「障害者の自立支援と相談活動の役割り」と題してのご講演の様子 
坂巻煕氏「障害者の自立支援と相談活動の役割り」と題してのご講演の様子

 続いて、午後のプログラムでは、障害者相談員制度等に関する基礎的な学習と、障害者が地域で安心して日々をおくるための相談支援とは何か、また、相談員のあり方などについて、『障害者相談員制度の40年の総括と今後の取り組み』、『地域にネットワークを作る』、そして、『今、求められる相談員』をテーマに、相談支援に長年携わっておられる、竹内正直氏(山梨県障害者福祉協会理事長)、清水圭子氏(全日本手をつなぐ育成会 前中央相談室長)、良田かおり氏(全国精神保健福祉会連合会事務局長)の3名を提言者としてお招きし、身体・知的・精神それぞれの視点からお話を伺いました。その提言の中で、“地域福祉を支えるために、相談員個々人が工夫し地域を刺激して相談活動の活性化を図る”、また“相談者と相談員相互の信頼関係(傾聴、共感、受容)の構築や個々人の自己研鑽の重要性が必要である”等があげられました。
テーマ「地域に根ざす障害者相談員のあり方について考える  学習会の様子
テーマ「地域に根ざす障害者相談員のあり方について考える」 学習会の様子

 その後の意見交換では、参加者と提言者との間での活発な意見交換や、相談体制等に関する報告がある等、盛会のうちに閉会となりました。
 
プログラム

10:20 開会挨拶 嵐谷 安雄(あらしだに やすお)
(社会福祉法人日本身体障害者団体連合会副会長、
   財団法人大阪府身体障害者福祉協会会長)
10:30 講 演 障害者の自立支援と相談活動の役割り
講 師
坂巻 煕(さかまき ひろむ)
(淑徳大学名誉教授、社会福祉法人潤沢会理事長)
12:00 休 憩
13:00 学 習 会 地域に根ざす障害者相談員のあり方について考える
提言者
竹内 正直(たけうち まさなお)
(社会福祉法人山梨県障害者福祉協会理事長)
清水 圭子(しみず けいこ)
(社会福祉法人全日本手をつなぐ育成会 前中央相談室長)
良田かおり(よしだ かおり)
(特定非営利活動法人全国精神保健福祉会連合会事務局長)
16:00 閉  会              
(敬称略・順不同)



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