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国際シンポジウム開催のお知らせ
~デイジーの活用による情報アクセスの保障と促進
2010/02/12
(財) 日本障害者リハビリテーション協会では、平成22年2月19日(金)13:00~17:00、日本財団ビル(大会議室)にて標記シンポジウムが開催されます。参加費は、無料です。

趣旨:
デイジー(DAISY: Digital Accessible Information System)は、視覚障害、発達障害、知的障害、精神障害など、様々な「読むことに障害がある人々」の問題解決のために、DAISYコンソーシアムにより国際的に開発と普及が進められているアクセシブルなマルチメディアである。

デイジー形式のマルチメディアにより、見る、聞く、触る、のどれか一つができれば、読むことを保障できるので、欧米では教科書等を中心に急速に普及している。

日本では、本年1月1日に施行された著作権法の改正により、障害がある人々の読書環境が大きく改善され、これまで著作権法の制約でデイジーを利用できなかった様々な読みの障害がある人々の関心が急速に高まってきている。

そこで、デイジーと改正著作権法を最大限に活用して、これまで読書から疎外されてきたディスレクシア等の様々な読みの困難がある人々の支援を進めるために、世界中で普及が進むデイジー技術と、その姉妹技術である新しい電子出版の標準規格ePUBとに着目して、海外から研究開発の最前線に立つ専門家を招聘してその動向を学び、日本におけるデイジーの今後についてのシンポジウムを開催する。

講師には、デイジーコンソーシアム会長のほか、ePUBの開発と普及を進めるIDPF次期会長、フランスを拠点にするDAISY技術開発チームリーダー、自らがディスレクシアでもある第一線のデイジー製作・閲覧ソフトウエア開発者、e-Inclusionを積極的に進めるスウェーデン国立録音点字図書館のデイジー開発者を予定している。

DAISYを軸とする「誰もが読める」電子図書とデジタルライブラリーの現在と将来に関する講師の発表の後に、教科書のデイジー版提供を法律で出版者に義務付けている米国の事例等を参考に、法律・制度の問題も含めて、日本におけるデイジーの活用についてパネリストと講師による意見交換を行い、日本における「誰もが読める」社会の実現を展望する。

主催:(財) 日本障害者リハビリテーション協会

助成: 大阪府民共済生活共同組合

日時:2010年2月19日(金) 13:00~17:00

会場:日本財団ビル 大会議室
 (〒107-8404 東京都港区赤坂1丁目2番2号 日本財団ビル)

定員:150名(定員になり次第締め切りとする)

参加費:無料

情報保障:同時通訳要約筆記あり。
      希望に応じて手話通訳・点字プログラム・磁気ループを用意。

申込先・問合せ:(財)日本障害者リハビリテーション協会 情報センター内
TEL:03-5273-0796 / FAX:03-5273-0615 /e-mail: ic@dinf.ne.jp
URL:http://www.normanet.ne.jp/info/seminar100219.html
担当:吉広・長田


プログラム(予定) *変更の可能性があります。

13:00-13:10
開会挨拶 金田一郎(財団法人 日本障害者リハビリテーション協会 会長)

13:10-13:30
基調講演 河村宏 (DAISYコンソーシアム会長・国立障害者リハビリテーションセンター特別研究員)

13:30-15:00
世界の動向に視点をあてて(1人約20分)
 ジョージ・カーシャー(IDPF会長・DAISYコンソーシアム事務局長 - 米国)
 クレッグ・カーニー
 (西オーストラリア盲人アクセスメディア協会マネージャー - オーストラリア)
 ロマン・デルトワ(DAISY 変換技術開発チームリーダー - フランス)
 マーカス・ギリング
 (DAISYコンソーシアム技術開発部長・スウェーデン国立点字録音図書館(TPB)
  ‐スウェーデン)

15:00-15:20 休憩・展示

15:20-17:00
パネルディスカッション「日本におけるDAISYの普及」
 モデレータ:河村宏(DAISYコンソーシアム 会長)
 パネリスト:
  外国の講師陣
  長尾真(国立国会図書館長)
  石川准(静岡県立大学国際関係学部教授)
  神山忠(岐阜県立関特別支援学校)
  井上芳郎(障害者放送協議会著作権委員会委員長、LD親の会)
  野村美佐子(日本障害者リハビリテーション協会情報センター長)

17:00 閉会



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