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社会福祉法人 日本身体障害者団体連合会

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日本身体障害者福祉大会

第66回日本身体障害者福祉大会~コロナ禍を越え、強い絆で~ 開催報告

6月28日(月)、第66回日本身体障害者福祉大会~コロナ禍を越え、強い絆で~が、新型コロナウイルス感染症による影響から、日身連においては初めての試みとなるYouTubeによるライブ配信で開催されました。

第1部・開会、講演、ショート対談

村木厚子さんと阿部会長のショート対談

第66回大会は、新型コロナウイルス感染拡大のため、福岡県での開催が来年に延期となったことから、日身連本部が主催となり、参加者が集まることなく開催できるオンラインでの大会開催に向けて、これまで準備を進めてまいりました。

6月28日、ビジョンセンター永田町(東京都千代田区)を配信会場に、午後1時から配信がスタート。大会は、小西慶一副会長の力強い開会宣言で幕を開けました。

第1部は、この6月より内閣官房政策参与に就任された、村木厚子さん(津田塾大学客員教授、元厚生労働省事務次官)が「生きやすい地域社会を創る~障害者団体に期待すること~」と題した講演を行いました。続くショート対談では、村木さんと阿部一彦日身連会長が、講演内容を振り返りつつ、日身連に求められる役割についてさらにテーマを深めました。

第2部・式典、議事

田村憲久厚生労働大臣よりビデオメッセージをいただいた

第2部では式典と議事を行い、永年地域において障害者福祉の向上に貢献してこられた48名の方が表彰され、お写真とともに紹介されたほか、昭和40年代から長きにわたって日身連へご寄付を賜り、このたび閉業を決められた「日身連協力会」の福田正義代表に、その多大な貢献に対して感謝状が贈呈されました。また、来賓あいさつでは田村憲久厚生労働大臣がビデオメッセージで登場し、コロナ禍の中で開催された大会へ激励の言葉を寄せていただきました。

議事では、日身連副会長がそれぞれの地元から参加。令和2年度事業報告(宮城県・森正義副会長)、令和3年度事業計画(長崎県・土岐達志副会長)、大会宣言(大阪市・手嶋勇一副会長)、大会決議(愛媛県・河内修二副会長)をそれぞれ行いました。

最後に、次期開催地として福岡県身体障害者福祉協会の大塚洋理事長が、来年に向けた大会への意気込みを語られ、愛知県の加賀時男副会長が閉会のことばを述べて終了しました。

大会スローガン

     
  • 心のバリアフリーを社会に根づかせよう
  •  
  • 日身連および加盟団体の組織強化を図ろう

大会宣言

コロナ禍のなか、全国の仲間とともに、こうして第66回日本身体障害者福祉大会を開催することができた。

日本身体障害者団体連合会は、創設以来、障害のある者の人権の保障と尊厳の尊重、そして社会参加の促進のため、加盟団体と強い連携のもと、活動に邁進してきた。

障害者権利条約の批准により私たちを取り巻く社会環境や障害理解の促進が図られるなか、現状にとどまることなく、さらにもう一歩進めていくことが求められる。

障害者差別解消法改正をむかえるが、一日も早い施行を望むとともに、国及び地方公共団体が、障害者権利条約における当事者参画の理念を踏まえ、私たちの声を反映し、同法の円滑な運用がなされるよう注視していかなければならない。さらに、差別の定義に係る基本的な考え方を明確にさせ、また、事業者による合理的配慮の提供の義務化が、事業者及び地域間格差なく周知徹底され、実施されることが肝要である。

日本身体障害者団体連合会に集結する私たちは、“私たちのことを私たち抜きに決めないで”とする障害者権利条約の精神をもって、障害により分け隔てられることなく、地域社会において安心して暮らせる共生社会の実現をめざし、一致団結し、行動することを誓い、ここに宣言する。

大会決議

一、障害理解の活動を拡げ地域共生社会の実現に取り組もう

一、改正障害者差別解消法の一日も早い施行を実現させよう

一、障害当事者参画による地域防災の体制整備をめざそう

一、地域における身体障害者相談員の活躍と周知徹底を図ろう

一、日身連及び加盟団体連携のもと、組織体制の強化を図ろう

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